物忘れ

物忘れ

物覚えが悪くなったり、人の名前やものの置き場所を忘れるようなことは、
誰にでも経験があるだろう。

それは、生理的な老化現象によるもので、加齢とともに神経伝達機能が
低下してくることに由来する。

人間の脳細胞は約140億個あるが、40歳を過ぎると
1日5万からlO万個の脳細胞が死滅していく。
年とともに物忘れが多くなるのも、仕方のない面があるわけだ。

単に物忘れといっても、判断力や思考力はしっかりしていて、
日常生活には支障のない「健忘」と、老人性痴呆による
物忘れでは、性質が異なる。

痴呆の場合、今日が何日なのかという時間の見当や自分のいる
場所がわからないなど見当識(けんとうしき)に障害が
現れてくるのが特徴だ。

こんな症状のときは要注意!

老人性痴呆の場合、放置しておくと痴呆の進行が早くなるので、
早急に脳外科の診察を受けた方がいい。

老人性痴呆症には、次の2つの種類がある。

ひとつは脳の神経細胞を養う末端の毛細血管が何ヶ所も詰まり、
その先の脳細胞が死んでしまうことで脳の働きが低下する脳血管性痴呆。

もうひとつは、脳全体が萎縮することによって起こるアルツハイマー型痴呆。
この両方が併発する場合もある。

脳血管性痴呆の場合、症状が段階的に進み、脳の働きがある部分では
非常にしっかりしているなど、痴呆がまだら状に現れる。

一方、アルツハイマー型痴呆は症状がなだらかに進行していくのが特徴だ。

物忘れ予防・解消のためのアドバイス

脳の中では数千億個ものニューロン(神経細胞)がつながっている。
脳の中の記憶を呼び出すには、神経細胞神経細胞の間を信号が
伝わらなければならないが、

そのために必要なのが、ドーパミンやノルエピネフリンセロトニン
アセチルコリンなどの神経伝達物質である。

神経伝達物質が作られるためにはさまざまなビタミンやミネラルを
必要とするとされるが、

特に物忘れにはビタミンB6が有効といわれる。
そのほか、アセチルコリンなどの神経伝達物質である。

神経伝達物質が作られるためにはさまざまなビタミンやミネラルを
必要とするとされるが、

特に物忘れにはビタミンB6が有効といわれる。そのほか、
アセチルコリンを作る働きのあるホスファチジルセリン
DMAE(ディメチルァミノェタノール)、
脳の毛細血管の血流をよくするイチョウ葉エキスなどもおすすめだ。

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