眼精疲労

眼精疲労

目の周辺には数えきれないほどの毛細血管が走り、
目に栄養と酸素を供給している。

目の使いすぎでこれらの毛細血管の血行が悪くなるのが、
いわゆる疲れ目と呼ばれる状態で、医学的には「眼精疲労」という。
そのほか、糖尿病や低血圧、更年期障害などによって
目が疲れる場合もある。

糖尿病の場合、糖尿病性網膜症といって、
目の周囲の毛細血管にコレステロール中性脂肪
が蓄積して血流が悪くなり、血管がもろくなって血管が破れ、
眼底出血を引き起こす。

全身の血管の中で、直接観察できるのは眼底の血管だけ。
眼底の血管に異常があれば、脳や心臓の血管にも同様の
変化があるのではないかと予想される。

特に糖尿病や高血圧の人は眼底出血を起こしやすい。
全身の異常に早く気づくためにも、
目の状態をチェックしておくことが重要だ。

また、視神経の疲労が原因となり、肩や首のこり、頭痛など、
体のほかの部分に影響が出ることもある。

こんな症状のときは要注意!

通常の疲れ目ならさほど心配はいらないが、
ほかの目の病気が原因で目が疲れる場合もある。

特に'怖いのは緑内障である。最初に目の疲れを自覚するケースが多く、
続いて目のかすみやうるみ、目ヤニなどの症状が現れはじめる。

急に激しい症状が起こって失明の危険が生ずる場合もあるので、
視力の急激な低下、頭痛や嘔吐を伴うような突然の
目の痛みなどの症状が出たら、すぐに眼科の診察を受ける方がよい。

疲れ目予防・解消のためのアドバイス

疲れ目だけでなく、視力低下など目の悩みに対する幅広い
効果が期待できるのがブルーベリーだ。

ブルーベリーエキスに含まれるアントシアニンという有効成分が、
目の疲労感やかすみ、ちらつき、視野が狭くなるなどの
症状を改善させることが確認されているほか、
夜間視力が向上するという研究報告もある。

ビタミンでは、B2の不足が視力に悪影響を及ぼし、
疲れ目や目の痛み、充血などの原因になる。
視神経の働きを活発にするB12とともに摂取を心がけたい。

暗い場所などでものが見えにくいという人には、
光知覚細胞の働きをよくするビタミンAがおすすめだ。

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