頭痛
頭痛
頭痛は脳の血管が拡張して起きると一般的に考えられているが、
ほかの疾患と関わりのない片頭痛や、脳梗塞・脳卒中など病気の予兆として
の痛みなど、急性と慢性、頭部の痛む箇所によってさまざまな要因が存在し、
現在でもその詳細なメカニズムは不明とされている。
ここでは日常的な悩みとなる慢性的な頭痛、
「血管性頭痛」「筋収縮性頭痛」にしぼって解説しよう。
●血管性頭痛
脳の動脈が拡張して、頭部の片側が脈打つように痛むのが特徴で、
一般に「片頭痛」と呼ばれる。
ときには吐き気を伴い激しく痛む場合もあるため、脳梗塞や脳卒中など
早急な手当てが必要な頭痛と区別できないときは、医師への相談を急ごう。
原因は多岐にわたり、不眠や過労、二日l酔いなど生活習慣に
起因するものが多いのも特徴だ。
●筋収縮性頭痛
さまざまな精神的ストレスなどが引き金となって起きると
考えられており、痛みというより頭全体がしめつけられるような
重い感じがあるなど、一般的に「頭重」という症状をいう。
首や肩のこりを伴う場合があり、また、朝より午後から夕方にかけて
悪化するケースが多いといわれている。
こんな症状のときは要注意
頭痛は、何らかの「きっかけ」によって脳幹から痛みの物質が放出され、
それが血管を拡張して炎症が起きて発症すると考えられているが、
この「きっかけ」が非常に多様なので、
そのメカニズムの全貌も明らかではない。
しかし、慢性的頭痛とは、ある種のストレスが引き金となるのだから、
頭痛が起きれば、次にその頭痛によってストレスが
生まれるという、悪循環によるものだということは覚えておきたい。
薬局で頭痛薬を求めて常備する家庭も少なくないだろうが、
長期使用による副作用の心配など、断続的に使用するには
医師や専門化のアドバイスが必要になるだろう。
頭痛対策へのアドバイス
頭痛もちの治療薬はないに等しいが、痛みに有効な、田七人参
コンドロイチンや、血流をよくする、スクアレン自律神経を整える
ギャバなどでストレスや肩こり、疲労を取り除いていくというように、
自分の頭痛の種類をよく見極め、悪循環を断ち切る工夫をしてみよう
