ビタミンP
役割は
水溶性のビタミン様物質です。柑橘類の色素である
フラボン類やそばに含まれるルチンなどと合わせて
フラボノイド化合物と総称されることもあります。
ビタミンPはビタミンCの作用を補強し、
ヒアルロン酸コラーゲンの合成をすすめて毛細血管を丈夫にします。
また、毛細血管は組織と栄養や空気をやりとりするため、
適度な透過性が保持されなければならないのですが、
ビタミンPはこの透過性が過剰になるのを抑制します。
欠乏すると
Pが不足すると、血液中のタンパク質がしみ出したり、
出血しやすくなったり、細菌が侵入しやすくなります。
また、ビタミンPには毛細血管の収縮作用や血圧降下作用が
あるとも考えられ、脳出血などの出血性の病気や高血圧の
予防に期待がもたれています。
ビタミンPはビタミンCの吸収を促し、酸化を防ぐので、
いっしょにとるとCの効果が増します。