セレン
セレン
ビタミンEと同じように抗酸化作用をもっています。
セレニウムとも呼ばれています。
細胞膜などにある不飽和脂肪酸は、体に欠かせないものですが、
酸化されると過酸化脂質となり、さまざまな害を及ぼします。
組織を老化させたり、動脈硬化の引き金になるわけですが、
セレンはビタミンEと同様に、この過酸化脂質の分解にはたらきます。
そして、Eといっしょのとき、最高のはたらきをします。
またセレンは、がんを抑制するとして注目されています。
まだ確証は得られていませんが、おそらく、がん細胞の増殖を
阻害する作用によるのであろうと考えられています。
魚介類に多く含まれ、不足の心配はありません。
とりすぎると、吐きけや脱毛など中毒症状があらわれます。
安易な多量摂取は避けたほうがよいでしょう。