関節痛

関節痛

外傷や思い当たる病気もないのに、膝や股関節などが痛むことを、
関節症(関節炎)という。

これは老化現象のひとつで、関節内の接する骨同士の表面を
覆いクッションの役割をしている軟骨が使いすぎですり減り、
骨と骨がぶつかるために痛みや炎症を起こすことである。

そもそもこの軟骨はコラーゲンやコンドロイチンといった
弾力性や保水性に富んだ成分でできており、
クッションの役割のほかにも、カルシウムを骨に吸着させる
働きもしている。

これらの成分は、老化とともに合成能力が衰え減少していくのである。

この症状をほうっておくと

関節症の中でも非常に多いのが変形性関節症、
膝や腰椎、頚椎に起こり、骨と骨がぶつかる摩擦によって、
痛みや炎症が繰り返すうちに、やがては関節が変形してしまう、

上半身の体重を支える股関節では、症状が進むと大腿骨骨頭壊死などの
危険もある、重症なら手術、さらに軟骨が全くなくなるような
事態だと人工股関節の手術など大事に至る、

当然、歩行は困難になり、日常牛活にも支障が出てくる、
膝の関節症は、中高年の比較的体重のある人に多くみられ、
正座ができなくなる、長く歩くと痛み出すなどの症状がある。

●痛みの特徴
同じ痛みでも、神経痛のそれと明らかに違うところは、
関節に集中して痛むことだ。

炎症がひどくなると激痛を伴い、腫れたり水が溜まることもある。
この場合は、なるべく関節を動かさないようにして、冷湿布をしたり、
病院で水を抜くなどの処置が必要となる。

関節痛改善のためのアドパイス

体重の増加が思い当たる人は、肥満の改善から進めていくことを
おすすめしたい。

体から減少したグルコサミンやコンドロイチンなどを
サプリメントでは、サメ軟骨(コンドロイチン)、ヒアルロン酸(コラーゲン)で
直接補うことも関節には効果的だが、
加重による悪化は防ぎきれないからだ。

股関節の変形がみられる人は特に注意しよう。
加えて、カルシウムと、その吸収を助けるビタミンDや血行を促し
痛みを和らげるビタミンEを一緒に摂るのもよい。
炎症を伴う場合は、活性酸素を除去するためにビタミンA、
ビタミンC、ビタミンEも重要だ。

関節痛に関連検索キーワード:マルチビタミンコンドロイチンヒアルロン酸スクアレン