胃痛

胃痛

胃液に含まれる塩酸や消化酵素ペプシンには、
非常に強い殺菌作用とタンパク質消化作用がある。

それでも胃自体が消化されないのは、粘膜からアルカリ性
重曹やムチンという粘液を出して胃の壁を保護しているからなのです。

また、粘膜細胞からプロスタグランジンという物質を分泌し、
過剰な消化酵素や塩酸のタンパク質分解作用を弱める
働きもしています。

このバランスが狂い、胃液が過剰になって胃の粘膜を消化して
しまうことで生ずる病気が胃潰瘍だ。

特に空腹時には食べ物によって胃液が薄められないため、
激しい痛みを伴うことが多い。

原因としては、暴飲暴食、刺激物の摂りすぎのほか、
ストレスの影響も非常に大きいとされる。

胃の働きは自律神経に支配されているが、
ストレスによって交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、
胃の粘膜の機能が低下して、胃壁の炎症や潰瘍が
できやすくなるためだ。

また、多くの胃潰瘍にはピロリ菌が関与しているともいわれている。

こんな症状のときは要注意

空腹のときや、夜間にみぞおちが痛む場合は、
胃潰瘍や十二指腸潰瘍の疑いがある。

放置しておくと貧血を起こすほか、重い合併症を引き起こすので、
すぐに専門医の治療を受けることが必要だ。

胃の痛みの原因としては、ほかに、辛いものや甘味の強いもの、
冷たいもの、コーヒーやアルコールの摂りすぎなどで
胃の粘膜が荒れる急性胃炎や、暴飲暴食を続けることで
胃液を分泌する消化腺の機能が低下して起こる慢性胃炎がある。

また、胃ガンでもみぞおちの痛みを伴うため、注意が必要だ。

胃の痛み解消・予防のためのアドバイス

胃の粘膜を正常に保ち、潰瘍を修復する働きがあるのは
ビタミンA(β一カロチン)

亜鉛には胃の内壁の膜を傷つける物質の分泌を抑える作用がある。

またストレスに対抗して胃の痛みの原因を解消するためにも、
ビタミンCの補給は欠かせない。

クエン酸は唾液や胃液の分泌を調節するはたらきもあります。

スクアレンを内服すれば潰瘍や炎症を起こしている胃の
粘膜などにも働き改善すると考えられています。

ただし、ビタミンCは酸性で刺激があるので、
摂取は胃に食べ物がある時に、

空腹時に痛むのは、胃酸が強すぎるのが原因なので、
胃酸を中和するマグネシウム重曹が効果的だ。

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